くどき上手 純米吟醸 酒未来は、山形県鶴岡市に蔵を構える亀の井酒造が醸す純米吟醸酒です。亀の井酒造は1875年創業の歴史ある蔵で、「くどき上手」ブランドを中心に、フルーティで華やかなスタイルの日本酒を数多く生み出しています。5代目蔵元の今井俊典氏は、品質向上に情熱を注ぎ、全量特定名称酒への切り替えを推進してきました。
この酒に使用されている「酒未来」は、山形県村山市の高木酒造(十四代で有名)の高木辰五郎氏が18年の歳月をかけて開発した酒造好適米です。山田錦と美山錦を交配して生まれたこの品種は、山田錦のふくよかな旨みと美山錦のキレの良さを兼ね備えています。酒未来の栽培が許可された蔵は限られており、亀の井酒造はその数少ない蔵の一つです。
くどき上手の酒未来は、この貴重な酒米を50%まで磨き上げ、低温でじっくりと醸した一本。酒未来特有のふくらみのある旨みと、くどき上手らしい華やかなフルーティさが見事に調和しています。山形の庄内地方の良質な水と、蔵元の確かな技術が、酒未来のポテンシャルを最大限に引き出しています。日常的に楽しめる価格帯ながら、純米大吟醸にも引けを取らない品質は、まさにコストパフォーマンスの極みです。
テイスティングノート
香り
華やかで甘い吟醸香。完熟りんご、マスカット、メロンのフルーティな果実香に、ほのかな花の蜜のアクセント。酒未来特有のふくよかな米の香りがベースにあり、全体に温かみのある印象を与える。
味わい
柔らかくジューシーな口当たり。完熟果実のような甘みが口全体に広がり、酒未来の米の旨みが中盤を豊かに支える。後半からきれいな酸味が現れ、甘みをすっきりと引き締める。なめらかなテクスチャーと適度なボディ感のバランスが絶妙。
余韻
中程度の長さで、フルーティな余韻が心地よく続く。後味には酒未来特有のふくらみのある旨みと、ほのかな甘みが残る。くどさがなく、次の杯を自然と手が伸びる、まさに「口説き上手」な余韻。
酒
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