くどき上手 純米大吟醸 播州山田錦は、山形県鶴岡市の亀の井酒造が醸す看板商品の一つである。「くどき上手」は1983年(昭和58年)に五代目蔵元・今井俊治氏が立ち上げたブランドで、浮世絵風の美人画をあしらったラベルが印象的。ブランド名は「飲む人を虜にする酒」という意味を込めて名付けられた。蔵内平均精白50%という全量吟醸蔵として、フルーティで華やかな酒質を一貫して追求している。
この純米大吟醸は兵庫県産の播州山田錦を100%使用し、40%まで磨き上げている。酵母は小川10号とM310を併用し、低温でじっくりと発酵させることで、華やかな吟醸香と繊細な味わいを実現。日本酒度-1.0、酸度1.2というスペックが示す通り、やや甘口でまろやかなバランスに仕上がっている。アルコール度数は16〜17度。
くどき上手シリーズには出羽燦々33%、出羽燦々22%「穀潰し」、亀の尾30%など多彩な米種・精白違いのバリエーションがあるが、この播州山田錦40%がレギュラーの純米大吟醸として広く流通している。手頃な価格でありながら山田錦の上品な旨みを存分に味わえるコストパフォーマンスの高さが、くどき上手の人気を支えている。
テイスティングノート
香り
華やかな吟醸香が豊かに広がる。メロン、白桃、洋梨のフルーティなアロマに、ほのかにフローラルなニュアンスが添えられる。山田錦40%精米ならではの透明感と上品さが特徴的。
味わい
口当たりは優しくマイルド。メロンや白桃のような果実味が口全体に広がり、米の旨みがジューシーに膨らむ。酸度1.2のきれいな酸が味わいを引き締め、甘みとのバランスが絶妙。ミディアムボディで飲み飽きしない。
余韻
穏やかで心地よい余韻。果実味がほんのりと残りながらも、後味はすっきりとフィニッシュ。飲む人を虜にする、ブランド名通りの魅惑的な味わい。
酒
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