越の誉 純米吟醸 彩は、新潟県柏崎市の原酒造が醸す純米吟醸酒である。1814年(文化11年)創業の原酒造は、日本海に面した柏崎の地で200年以上の歴史を刻んできた老舗蔵だ。「越の誉」のブランド名は「越後の誉れ」の意味であり、新潟県産の米と水にこだわった正統派の新潟清酒を追求してきた。
純米吟醸 彩は新潟県産の「五百万石」を55%まで磨き、柏崎の軟水で仕込む。新潟の日本酒の特徴である「淡麗辛口」を基調としながらも、純米ならではの米の旨みとふくよかさを備えた味わいに設計されている。低温でゆっくりと発酵させることで、穏やかで品のある吟醸香を引き出している。新潟清酒の伝統と現代の嗜好のバランスを意識した酒質は、幅広い料理と合わせやすい。
越の誉は新潟県内でも歴史ある蔵として知られ、全国新酒鑑評会では金賞を複数回受賞している。2007年の新潟県中越沖地震で蔵が甚大な被害を受けながらも復興を果たし、被災を乗り越えた蔵の酒として応援の声が全国から集まった。純米吟醸 彩はその復興の象徴的な商品として位置づけられ、新潟の日本酒文化の底力を示す一本である。日本海の海の幸、特にズワイガニや甘エビ、のどぐろとの相性が抜群に良い。
テイスティングノート
香り
穏やかなりんご、梨、ほのかなメロンの吟醸香。新潟らしいクリーンで爽やかな香り立ち。
味わい
すっきりとした軽やかな口当たり。淡麗でありながら純米の米の旨みがしっかり感じられる。きれいな酸がシャープに味わいを引き締め、新潟清酒らしいキレを演出。
余韻
クリーンで爽やかな後味。雑味がなく心地よい余韻。新潟淡麗辛口の王道フィニッシュ。
酒
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