黄桜 吟醸 辛口一献は、京都府伏見の黄桜が醸す吟醸酒である。1925年(大正14年)創業の黄桜は、カッパのキャラクターでおなじみの伏見を代表する酒造メーカーだ。「カッパッパ♪ルンパッパ♪」のCMソングで全国的な知名度を持ち、日本酒だけでなくクラフトビールやクラフトジンも手がける総合酒類メーカーとして成長を遂げている。伏見の名水「伏水(ふしみず)」を仕込み水に使用し、約100年にわたり京都の酒文化を支えてきた。
辛口一献は黄桜の定番吟醸酒として長年にわたりベストセラーの地位を維持してきた。吟醸造りによる華やかな香りと、伏見の中硬水が生むやわらかな口当たりが特徴でありながら、名前の通り辛口に仕上げることで食事との相性を高めている。日本酒度は+3前後と適度な辛口で、飲み飽きしないすっきりとした味わいが万人に受け入れられている。
黄桜は大手メーカーでありながら品質管理への投資を惜しまず、モンドセレクション金賞やワイングラスでおいしい日本酒アワードなど多数の品評会で受賞歴を持つ。辛口一献は手頃な価格帯ながら吟醸酒としての品格を備えており、全国のスーパーやコンビニで最も手に取りやすい吟醸酒のひとつだ。京都の伏見という酒処のブランド力と、黄桜のカッパキャラクターによる親しみやすさが相まって、日本酒入門者にとっての定番銘柄として確固たる地位を築いている。
テイスティングノート
香り
穏やかな吟醸香。りんご、梨のフルーティなアロマ。ほのかな花の甘さと米の穀物感。
味わい
やわらかくスムースな口当たり。伏見の水がもたらすまろやかさの中に、辛口のキレが心地よく感じられる。米の旨みと酸のバランスが良く、クリーンな飲み口。
余韻
すっきりとしたドライな後味。嫌味がなくスッと消える軽快なフィニッシュ。食事を引き立てる理想的なキレ味。
酒
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