キルベガン シングルグレーンはアイルランド最古の認可蒸留所として知られるキルベガン蒸留所からリリースされるシングルグレーン表現で、コーンと麦芽大麦を主原料としてコラムスチルで蒸留されたグレーンウイスキーだ。「伝統と革新の融合」というブランドのコンセプトのもと、1757年の創業精神をシングルグレーンという現代的なカテゴリーで表現している。
グレーンウイスキーは主にトウモロコシを原料としてコラムスチルで蒸留するため、ポットスチルウイスキーよりも軽くなめらかなキャラクターを持つ。キルベガンのシングルグレーンはその特性を活かし、バーボン樽熟成でバニラ、キャラメル、穀物の甘みを引き出している。カラメルとバニラの清潔感のある甘みが前面に出る、飲みやすさを重視した表現だ。
ウェストミース州の紋章の色(カウンティカラー)をラベルに採用しており、地域へのアイデンティティと誇りを強調したデザインが特徴的だ。「キルベガンの魂をコーン由来のグレーンで表現する」というコンセプトが、1757年という年数と共に刻まれている。
キルベガンが2007年に蒸留を再開した後、ブレンデッドに加えてシングルグレーン・シングルポットスチルという単一スタイル表現を展開したことで、ブランドの幅が広がった。シングルグレーンというカテゴリーはアイリッシュウイスキーの中では比較的新しい注目ジャンルであり、ティーリング(2014年WWA「ワールドズ・ベスト・シングルグレーン」)の成功もこのカテゴリーへの関心を高めた。
キルベガンのラインナップの中でグレーンウイスキーカテゴリーを担う基幹表現として位置づけられる。ブレンデッドとシングルポットスチルの間にある「軽快さと個性のバランス」を提供する存在で、グレーンウイスキーの入門者に最適な1本だ。
キルベガンは「伝統と継続的な品質向上」を掲げる受賞歴豊富なブランドとして、アイリッシュ・ウイスキー・アワードやウイスキー専門メディアから高評価を受けてきた。シングルグレーンは専門評価サイトでも好意的なスコアを記録しており、蒸留所の歴史と現代的なグレーン表現の両立が評論家から評価されている。
テイスティングノート
香り
キャラメルと穀物の甘い香りが前面に出て、バニラとグラッシーなニュアンスが続く。非常にシンプルで清潔感のある香り立ちで、スエード(なめし革)のようなソフトな香りが奥に控える。
味わい
キャラメルの甘みが口全体に広がり、バニラとほのかな穀物感が続く。グレーンウイスキーらしい軽快さとスムーズさが際立ち、後からほのかなスパイスと熱さが現れる。
余韻
軽めのドライフィニッシュ。スパイスの後味がわずかに続き、カーラントのフレーバーが消え際に顔を出す。クリーンでスッキリとした後味が印象的だ。
酒
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