加茂錦 荷札酒 黄水仙 純米大吟醸は、新潟県加茂市に蔵を構える加茂錦酒造が醸す純米大吟醸酒です。加茂錦酒造は1893年創業の老舗蔵ですが、2016年に若き蔵元・田中悠一氏がわずか20代で蔵を継ぎ、「荷札酒」シリーズを立ち上げたことで一躍全国区の注目蔵となりました。荷札酒とは、かつて酒樽に貼り付けられていた出荷札(荷札)に由来する名前です。
黄水仙は荷札酒シリーズの中でも特に人気の高い銘柄で、岡山県産の雄町米を使用しています。雄町は日本最古の酒造好適米の一つで、ふくよかな旨みと柔らかな甘みを生むことが特徴。加茂錦酒造はこの雄町米を50%まで磨き上げ、低温発酵でじっくりと醸すことで、雄町のポテンシャルを最大限に引き出しています。無濾過生原酒として出荷されるため、フレッシュで生き生きとした味わいをそのまま楽しめます。
新潟の日本酒といえば「淡麗辛口」のイメージが強いですが、荷札酒シリーズはそのイメージを覆すジューシーで華やかなスタイル。田中氏は「新潟だからこそできる、きれいな甘みのある酒」を目指しており、黄水仙はまさにその哲学を体現した一本です。SNSでの評判も高く、特約店での販売開始と同時に完売することも珍しくありません。
テイスティングノート
香り
華やかで芳醇な吟醸香。完熟メロン、白桃、マスカットのフルーティな果実香に、ほのかなバナナと花の蜜のアクセント。雄町米特有のふくよかな米の香りがベースを支え、全体に温かみのある印象。
味わい
ジューシーでふくよかな口当たり。雄町米由来のリッチな甘みが口全体に広がり、完熟果実のような果実味が重なる。中盤からきれいな酸味が現れ、新潟らしいキレの良さで全体を引き締める。無濾過生原酒ならではのフレッシュ感と微かなガス感が心地よい。
余韻
中程度の長さで、フルーティな余韻が心地よく続く。後味には雄町米のふくよかな旨みと、ほのかな苦味のアクセントが残る。甘みとキレのバランスが絶妙で、杯が進む危険な美味しさ。
酒
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