十四代 七垂二十貫は、醪(もろみ)20貫(約75kg)からわずか7升(約12.6リットル)しか酒が取れないという、極めて贅沢な搾りを行う大吟醸。名前そのものが製法の贅沢さを物語っている。
山田錦を40%まで精米し、斗瓶囲いで厳選。双虹よりやや精米歩合は低いが、40%精米ならではの米の旨みと大吟醸の華やかさの絶妙なバランスが魅力。十四代の大吟醸技術の真髄を体験できる銘柄として、愛好家の間で極めて高い評価を受ける。
限定出荷のため市場にほとんど流通せず、特約店でも抽選販売が通例。双虹と並んで十四代の二大看板大吟醸として君臨する。
テイスティングノート
香り
華やかで奥行きのある吟醸香。洋梨、白桃、マスカット、ほのかにバニラ。40%精米ならではの米の温かみも感じる。
味わい
滑らかで厚みのある口当たり。華やかな甘みの中に山田錦の芯のある旨みが感じられ、大吟醸の切れ味と米の深みが共存。
余韻
長く華やかな余韻。甘い吟醸香が穏やかに消えていき、深い満足感を残す。
「七垂二十貫(しちたれにじっかん)」という銘は、20貫(約75kg)の醪からたった7升(約12.6リットル)しか酒が取れないという極限の贅沢を端的に表した言葉。一般的な搾りの歩留まりと比較すると著しく低く、この搾り方では多くの酒を犠牲にして最良の雫だけを集める姿勢が伝わってくる。ほぼ重力だけで落ちる雫には一切の雑味がなく、山田錦の純粋な旨みだけが凝縮されている。
酒
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