岩井トラディションは、日本のウイスキーの黎明期を支えた岩井喜一郎の功績を称えて2010年に発売されたブレンデッドウイスキーである。岩井喜一郎は摂津酒造(現本坊酒造)の常務として、竹鶴政孝をスコットランドに派遣し、その帰国後に「竹鶴ノート」を基にポットスチルの設計を指導した人物であり、日本ウイスキーの隠れた父とも呼ばれる。
バーボン樽を中心に、シェリー樽、マデイラ樽、ポート樽、バージンオーク、ミズナラ、さらには梅酒樽や焼酎樽など多彩な樽の原酒をブレンドする独自のスタイルが特徴。IWSC 2013年シルバー・アウトスタンディング(最高得点)を獲得した実績を持つ。税込2,420円という手頃な価格帯で、ジャパニーズウイスキーの入門として世界的に人気が高い。
アルコール度数40%で、ロック・水割り・ハイボールいずれの飲み方でも楽しめる汎用性の高い仕上がり。日本ウイスキーの黎明期を支えた岩井喜一郎の功績を後世に伝える文化的使命を担うブレンデッドウイスキーとして、歴史ファンにも訴求力が高い。
テイスティングノート
香り
バニラウエハース、レーズン、干し草の穏やかな香り。若干のピートと木の皮のニュアンスが奥行きを加える。
味わい
ミディアムボディでモルト主体の味わい。ウエハースビスケット、バニラエッセンス、干し柿、ローストナッツの風味。控えめな甘さと多様な樽由来の複雑さが調和する。
余韻
ミディアムロングの余韻。ピート感とドライさが心地よく残る、複雑で奥行きのあるフィニッシュ。
酒
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