稲とアガペ 純米酒は、秋田県横手市に拠点を置くクラフトサケ醸造所「稲とアガペ」が手がける純米酒である。「アガペ」はギリシャ語で「無償の愛」を意味し、米への深い愛情と感謝を込めた酒造りを行っている。秋田県産あきたこまちを使用し、米の旨みを最大限に引き出す低温長期発酵で醸される。13%とやや低めのアルコール度数に設定されており、軽やかに楽しめる現代的なスタイルだ。
稲とアガペは2021年に設立された新しい醸造所で、どぶろくや甘酒など日本の発酵文化を現代的に再解釈した商品で急速に注目を集めた。純米酒もその哲学を受け継ぎ、従来の日本酒の枠にとらわれない自由な発想で醸されている。ナチュラルワインに通じるような素朴でありながらも洗練された味わいが特徴で、日本酒ファンだけでなくワインファンからも支持を得ている。秋田の米どころとしてのポテンシャルと、革新的な醸造哲学が融合した、新しい日本の酒の形を提示する銘柄である。
テイスティングノート
香り
フレッシュな白桃とマスカットの穏やかな果実香が広がる。続いてヨーグルトのような乳酸系の爽やかな香り、ほのかな米の甘い香りが漂う。全体としてクリーンで透明感のあるアロマだ。
味わい
軽やかでジューシーな口当たり。あきたこまち由来のふくよかな米の旨みが広がり、中盤にフレッシュな酸味が心地よいアクセントを加える。13%のアルコール度数による軽快さが全体を支え、後半にかけて微かな苦みとミネラル感がバランスを整える。ナチュラルワインのような自然な味わいが印象的だ。
余韻
短〜中程度の余韻。米の旨みとフルーティーな甘みがほのかに残り、最後にすっきりとした酸味が口中をリフレッシュする。後味のクリーンさが心地よい。
酒
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