五十嵐酒造(埼玉県飯能市)の特約店限定直汲みシリーズ「五十嵐」の夏の定番銘柄が「夏めく 純米 無濾過生原酒 直汲み」だ。「夏めく」とは「夏らしくなる・夏の気配が漂う」という意味の言葉で、旬の季節感を名前に込めた夏季限定品。麹米に五百万石、掛米に彩のみのり(いずれも埼玉県産)を65%精米で使用したオール埼玉産米の純米酒で、協会1001号酵母を使用。アルコール度数17%・日本酒度+3・酸度2.0というドライで高酸なスペックが、夏の食卓にぴったりのキレと爽快感を提供する。
「彩のみのり」は埼玉県農業技術研究センターが開発した酒造好適米で、さけ武蔵と同じく埼玉県の地産地消を実現する品種。五百万石との組み合わせにより、淡麗でキレのある味わいの中に彩のみのりが持つほのかな旨味が加わる。協会1001号酵母は日本酒の醸造で最も広く使われる酵母のひとつで、安定した発酵と清潔な酒質をもたらす。酸度2.0という高い数値は、暑い季節に食欲を刺激するような爽快な酸として機能する。
夏季限定品としてリリースされるこの「夏めく」は、麹米から掛米まで全て埼玉県産米を使用した「地産地消」の意識が色濃い一本だ。五十嵐酒造が地元埼玉の農業と連携して作るこの純米酒は、地方の風土と食文化を大切にする姿勢を体現している。明治30年(1897年)創業の老舗蔵が夏に贈る、清涼感あふれる直汲み純米酒だ。
テイスティングノート
香り
五百万石と彩のみのりの穏やかで爽やかな米の香り。直汲み由来のフレッシュな発酵アロマが全体に活力を与え、夏らしい清涼感ある香りを作り出す。
味わい
キリリとドライに始まり、五百万石の淡麗な旨味と彩のみのりの甘みが後からじんわりと広がる。日本酒度+3のドライ感と酸度2.0の高い酸が夏にふさわしい爽快感を生み、17%のアルコールがしっかりとした存在感を示す。直汲みのガス感が全体をフレッシュに引き締める。
余韻
後口はドライかつ爽快で、高い酸がキレの良い終わりをもたらす。余韻は短くすっきりとしており、次の料理へと気持ちよく移行できる。暑い夏の食卓での食中酒として最高の役割を果たす余韻だ。
酒
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