一ノ蔵 すず音は、宮城県大崎市の一ノ蔵が開発した、日本初の発泡清酒(スパークリング日本酒)として知られる革新的な銘柄である。1998年の発売以来、「すず音(すずね)」の名の通り、グラスに注ぐと鈴の音のように細やかに立ち上がる泡が特徴的で、スパークリング日本酒というジャンルを切り拓いた先駆者的存在である。
すず音は瓶内二次発酵で造られるスパークリング日本酒である。シャンパーニュと同様の瓶内発酵によって生まれる繊細な泡は、人工的な炭酸ガス注入では得られないきめ細やかさを持つ。アルコール度数は約5%と低く、日本酒が苦手な方やアルコールに弱い方でも楽しめる設計となっている。
味わいは甘酸っぱくフルーティで、まるでフルーツのスパークリングワインのような親しみやすさがある。乾杯の一杯として、あるいはデザートと合わせて楽しむなど、従来の日本酒では考えられなかった新しい飲用シーンを創出した。
すず音の登場は、日本酒の可能性を大きく広げたイノベーションとして日本酒業界の歴史に刻まれている。その後、多くの蔵元がスパークリング日本酒に参入したが、すず音は先駆者としてのブランド価値を維持し続けている。
テイスティングノート
香り
フレッシュで甘い果実香。白ぶどう、マスカット、青リンゴの爽やかなアロマに、瓶内発酵由来のほのかなイースト香が重なる。軽やかで親しみやすい香り。
味わい
細やかな泡が口の中で弾け、フレッシュで甘酸っぱい味わいが広がる。マスカットやぶどうのようなフルーティな甘みと、軽やかな酸味のバランスが絶妙。アルコール5%とは思えない味わいの深さがありながらも、軽快で飲みやすい。
余韻
爽快で軽やかな余韻。フルーティな甘みとかすかな泡の刺激がほんのりと残り、すっきりとフィニッシュ。もう一杯飲みたくなる軽やかさ。
酒
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