飛鸞 純米吟醸は、長崎県平戸市に蔵を構える森酒造場が手がける日本酒ブランド「飛鸞」の純米吟醸規格の一本である。「飛鸞」は平戸の古い呼び名「ひらん」に由来し、この地で400年以上続く酒造りの伝統を受け継いでいる。山田錦を55%まで精米し、平戸の清冽な湧水で醸される本品は、九州の小さな島から生まれる繊細な日本酒として注目を集めている。
森酒造場は家族経営の小さな酒蔵だが、近年の飛鸞ブランドの品質向上は目覚ましく、九州の日本酒シーンにおいて最も注目される蔵元のひとつとなった。純米吟醸はそのラインナップの中核を担う銘柄で、平戸の海の幸との相性を意識した味わい設計が特徴だ。フレッシュな果実味と穏やかな酸味のバランスが良く、刺身や寿司との組み合わせは特に秀逸。平戸の風土が生み出す唯一無二の日本酒として、全国の日本酒専門店でも取り扱いが増えている。
テイスティングノート
香り
フレッシュなマスカットと白桃の果実香が優しく広がる。続いてほのかなヨーグルトの乳酸系の香り、白い花、微かなレモンの爽やかなシトラスが漂う。全体として清涼感があり品のあるアロマだ。
味わい
軽やかでフレッシュな口当たり。マスカットとメロンの爽やかな甘みが広がり、中盤にほのかな米の旨みとクリーミーさが加わる。後半にかけてシャープな酸味がキレの良さを演出し、微かなミネラル感が海の近くの蔵元らしい個性を添えている。全体として透明感があり、繊細でエレガントな味わいだ。
余韻
短〜中程度の余韻。フレッシュフルーツの甘みとほのかな酸味が口中に残り、最後にミネラルとドライな米の余韻がすっきりと締めくくる。海の幸と合わせたくなる清涼感のあるフィニッシュ。
酒
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