原酒造は新潟県柏崎市に1814年(文化11年)に創業した歴史ある酒蔵で、越後の冬の厳しい寒さと良質な雪解け水を活かした酒造りを200年以上にわたって続けている。「越の誉」はその代表銘柄であり、新潟清酒の特徴である淡麗辛口のスタイルを基本としながらも、豊かな旨みを兼ね備えた上品な味わいで知られている。
五百万石や越淡麗など新潟県産の酒造好適米を使用し、柏崎の軟水で仕込む。純米大吟醸は50%以上の高精白で、低温でじっくりと発酵させることで繊細な吟醸香を引き出している。新潟酒らしいクリーンでキレの良い酒質をベースに、米の旨みがしっかりと感じられる奥行きのある味わいが特徴だ。アルコール度数15%の端正な仕上がりで、冷酒で楽しむのが最適。
全国新酒鑑評会や関東信越国税局酒類鑑評会で数多くの金賞を受賞してきた実力蔵であり、新潟県内でも確かな品質で定評がある。2007年の中越沖地震では蔵が大きな被害を受けたが、見事に復活を果たし、より一層品質を高めた酒造りを続けている。困難を乗り越えて醸される一本は、蔵の矜持と新潟酒の底力を感じさせる。
テイスティングノート
香り
メロンや洋梨のような上品な吟醸香が穏やかに広がる。白い花やミントのような爽やかなニュアンスが添えられ、新潟清酒らしいクリーンで澄んだ香り立ち。
味わい
クリアでスムーズなアタック。淡麗ながらも米の旨みがじんわりと広がり、繊細な甘みときめ細かな酸が調和する。ボディは軽やかだが味わいに奥行きがあり、飲み飽きしない端正な酒質。
余韻
キレの良い爽快な後味。ほのかな米の甘みの余韻が清々しく残り、次の一口を自然と誘う。新潟酒のエレガンスを体現する上品なフィニッシュ。
酒
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