白岳 KAORU

白岳 KAORUは、熊本県人吉市の高橋酒造が3年の歳月をかけて開発し、2019年に全国発売した米焼酎である。高橋酒造は1900年(明治33年)創業の球磨焼酎専業蔵で、旗艦ブランド「白岳(はくたけ)」は日本最大級の米焼酎ブランドとして知られる。球磨焼酎は熊本県人吉盆地・球磨地方で400年以上にわたり造り続けられてきた伝統的蒸留酒であり、日本で初めてWTO(世界貿易機関)から産地呼称(地理的表示/GI)の認定を受けた格式あるカテゴリーである。

KAORUの開発を主導したのは、高橋酒造の姉弟コンビ——高橋宏枝(常務・営業担当)と高橋良輔(製造担当)である。祖父が生んだ「白岳」、父・高橋光宏社長が育てた「白岳しろ」の伝統を継承しながら、若い世代や女性にも届く新世代の焼酎を目指した。なお高橋酒造は1974年に業界に先駆けて減圧蒸留技術を球磨焼酎に導入した革新の蔵でもあり、「くせが強く飲みにくい」とされていた焼酎のイメージ刷新に大きく貢献し、1977年の焼酎第三次ブームを牽引した実績を持つ。

KAORUの最大の特徴は「二蔵ブレンド」である。高橋酒造が保有する2つの蒸留所——標高が高く気温が低い多良木蒸留所(香り重視の繊細な原酒)と、温暖な気候と人吉盆地の名水を活かした人吉蒸留所(深い旨味・コク重視の原酒)——の異なる個性の原酒を「黄金比」で調合する。さらに通常の二次仕込みではなく米を2回に分けて投入する三次仕込みを採用し、もろみの温度上昇を緩やかに保つことでより繊細で香り高い味わいを実現している。減圧蒸留(真空蒸留)により焼酎特有の雑味を抑え、フルーティで華やかな吟醸香を引き出す。

テイスティングノート

香り

メロンを想起させる華やかでフルーティな吟醸香が特徴的。「はるかに、香る」というブランドコンセプト通り、開栓した瞬間から立ち上る豊かなアロマが印象的である。炊き立てのご飯のような優しい米の香りも底に漂い、従来の米焼酎とは一線を画す香り立ち。

味わい

ふくよかながらサッパリとした爽やかな口当たり。米焼酎ならではの自然な甘味とコクが広がりつつ、キリッと引き締まるすっきりした後味が食事の邪魔をしない。アルコールの刺激が少なく非常に飲みやすい設計で、ソーダ割り(1:3推奨)やロックで香りが一層際立つ。

余韻

後味はクリーンで雑味がなく、メロンのような果実感の余韻が心地よく残る。お湯割りにすると炊き立てご飯のような甘い香りが広がり、米の旨味がより前面に出る。

基本情報

正式名称 白岳 KAORU
英語名 Hakutake KAORU
アルコール度数 25%
主な原料 米(国産)、米麹(国産米)

生産・流通

製造元 高橋酒造(Takahashi Shuzo)|熊本・人吉の焼酎蔵
産地 日本九州地方熊本県

世界の評価・評判

白岳 KAORUは国際コンペティションにおいて高い評価を獲得している。2024年のTAG Global Spirits Awardsではダブルゴールド賞、2023年のLas Vegas Global Spirits Awardsではプラチナム賞とベスト・アジアン・スピリッツ賞をダブル受賞した。2022年にはEuropean Spirits Challengeで金賞も獲得。2025年の令和7年熊本国税局酒類鑑評会では炭酸割の部で優等賞に輝いている。消費者からは「焼酎のイメージが変わる」「メロンのような吟醸香に驚いた」という声が多く、特に焼酎未経験の若い世代や女性層からの支持が厚い。高橋酒造はKAORUをノーベル賞公式行事への提供に採用されることを企業目標として掲げており、国際的なプレミアムブランドとして積極的に海外展開を進めている。

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