グレンタウカーズ12年は、スペイサイドのマレン・オブ・オード近郊に位置するグレンタウカーズ蒸留所のオフィシャルシングルモルトウイスキーである。1897年にジェームズ・バカナンによって設立された同蒸留所は、現在はペルノ・リカール傘下でバカナンズブレンデッドの中核を担う原酒を生産している。スペイサイドの穏やかな気候の中で、フルーティーでバランスの良いスピリッツを生み出している。
バーボンバレルでの12年熟成により、軽やかでフルーティーなスペイサイドスタイルの基本的な魅力がしっかりと表現されている。グレンタウカーズの原酒はリンゴとバニラの穏やかな甘みが特徴で、ブレンデッドのベースモルトとして非常に汎用性が高い。シングルモルトとしてのリリースは近年増えてきており、12年はそのエントリーモデルとして蒸留所の基本キャラクターを知るのに最適な一本だ。派手さはないが堅実で飲み飽きしない、デイリードラムとして信頼できるスペイサイドモルトである。
テイスティングノート
香り
リンゴとバニラの穏やかな甘い香りが立ち上る。続いてレモンドロップ、ハニーコム、ほのかなモルティなビスケットの香りが広がる。全体として清潔感があり、穏やかで親しみやすいアロマプロファイルだ。
味わい
ライトでスムーズな口当たり。リンゴのコンポートとはちみつの甘みが口いっぱいに広がり、中盤にバニラウエハースと軽いオートミールの穀物感が加わる。後半にかけて穏やかなオークスパイスとほのかなレモンの爽やかさが現れ、全体として非常にバランスの取れた味わいだ。40%の度数にふさわしい軽快な飲み口が魅力的。
余韻
短めだがクリーンな余韻。バニラとリンゴの甘みがほのかに残り、最後にドライなモルトと微かなジンジャーのスパイスがすっきりと消えていく。後味の爽やかさが食中酒としても適している。
酒
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