グレンキンチー(Glenkinchie)はスコットランド・ローランド地方のイーストロージアン、エディンバラの南東約25キロに位置する蒸留所で、1825年に農家のジョン&ジョージ・レートが創設。その名は蒸留所の近くを流れる「キンチー川(Kinchie Burn)」に由来する。農業地帯の真ん中に立つのどかな蒸留所は、かつて「エディンバラのモルト(Edinburgh Malt)」と呼ばれ、スコットランドの首都と深いつながりを持つ存在として知られてきた。
グレンキンチーはディアジオ社所有の「クラシックモルツ」シリーズの一角を担い、「ローランド・モルトを代表するクラシックな一本」として世界市場で展開されている。特に巨大なポットスチルと横型ワームタブ(冷却槽)を使った古典的な製法を守り続けており、他のローランド蒸留所とは異なる独自の重みとまろやかさを持つ。また、ジョニーウォーカー等の著名ブレンデッドウイスキーの原酒としても長年重要な役割を担ってきた。
グレンキンチー12年は2013年のワールドウイスキーズ・アワードで「ベスト・ローランド・シングルモルト」を受賞し、スコットランド・ローランド地方のシングルモルトの中で最も権威ある評価を手にしている。ウイスキー・レビュアー誌やウイスキー・ランク等のオンラインレビューサイトでも80〜85点(100点満点)の安定した評価を維持しており、入門者に対して「ローランド・スタイルの教科書」として繰り返し推薦される。ローランドモルトの代表格として、スコッチウイスキー全体のポートフォリオを学ぶ際に必ず言及される銘柄の一つ。
テイスティングノート
香り
花のような甘い香り、グラッシー、バニラ、新鮮なレモン。上品で軽やかなアロマ。
味わい
ライトボディ。バニラ、蜂蜜、柑橘の甘みが穏やかに広がる。
余韻
短くクリーン。甘みとほのかなドライさが後口に残る。
酒
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