グレンフィディック21年 グランレゼルヴァは、ラム樽フィニッシュという斬新なアプローチでカリブ海の風味をスペイサイドに持ち込んだ意欲作である。21年以上熟成させたモルトを最終的にカリブ産ラム樽でフィニッシュすることで、スコッチウイスキーの伝統的な風味に甘美なトロピカル要素が加わる。
マスターブレンダーのデービッド・スチュワートが追求したこのラム樽フィニッシュは、2019年のリニューアル以前は「クランレゼルヴァ」として長年販売されていた。現行のグランレゼルヴァはラム樽由来のバナナ・トロピカルフルーツのキャラクターがより鮮明になり、複雑さが増している。
グランレゼルヴァとはスペイン語で「偉大なリザーブ」を意味する。21年という長期熟成を象徴する名称であり、ボトルのデザインにも余裕と格調が漂う。価格帯はグレンフィディックのコアラインナップの中でも最高位を占める。
グレンフィディックのラインナップにおいて21年はプレステージポジションを担う。12年・15年・18年で積み上げたブランドの信頼を集約しつつ、カリブ系のユニークなキャラクターで差別化を図る旗艦的存在だ。
Whisky Advocate誌は92〜95点を付け「グレンフィディック史上最もエレガント」と評価した。グレンフィディック50年が2017年版Jim Murray Whisky Bibleで97点を獲得したのに象徴されるように、長期熟成ラインへの評価は国際的に高く、21年も多数の大会でゴールド・ベストインクラス賞を受賞している。
テイスティングノート
香り
バニラ・キャラメル・熟れたバナナのトロピカルアロマ。カリブ産ラム由来の甘い糖蜜とスパイシーなオークが複雑に絡み合う。
味わい
リッチでシロップのような甘みが口中を包み込む。マンゴー・パパイヤ・蜂蜜が広がり、黒砂糖とシナモンが骨格を作る。
余韻
非常に長い余韻でラム由来の糖蜜とバニラがフェードアウトしていく。ドライなオークのスパイスが最後まで続く。
酒
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