グレンダロッホ蒸留所はウィックロー山地に囲まれたアイルランド南東部、グレンダロッホ渓谷の麓に位置し、2011年に5人の友人によって設立されたクラフト蒸留所だ。「グレンダロッホ」はアイルランド語で「二つの湖の谷」を意味し、6世紀の聖ケヴィン修道院が残る霊的な土地の名を冠している。ゴールドメダリオンや強い個性を持った独創的な表現で急速に国際評価を高めてきた。
ダブルバレルはシングルグレーン(主にトウモロコシ由来)をまずアメリカン・バーボン樽で熟成させ、その後スペイン・モンティリャ産オロロソシェリー木樽で仕上げ熟成するという二段階の製法を採用している。バーボン樽がバニラとスムースな甘みをもたらし、オロロソ樽がドライフルーツとナッティーな複雑さを重ねる。ワイルドターキーのエクス・バーボン樽を使用することでも知られる。
「ダブルバレル」の名称はその二段階の樽熟成(バーボン→シェリー)を直接指し示している。ボトルラベルには7世紀のケルト写本装飾モチーフが用いられており、アイルランドの古代文化との連続性を意識したデザインだ。
ダブルバレルは2015年のリリース時からその完成度の高さで注目を集めた。サンフランシスコ・ワールド・スピリッツ・コンペティションでダブルゴールドを受賞し、2015年・2017年のアイリッシュ・ウイスキー・アワードでも金賞を獲得。2024年のニューヨーク・インターナショナル・スピリッツ・コンペティションでも金賞を受賞するなど、一貫して高い評価が続いている。2022年のサンフランシスコ・ワールド・スピリッツ・コンペティションではダブルゴールドを再び受賞しており、その品質の継続性も証明されている。
グレンダロッホのラインナップ中ではエントリーポジションを担う定番表現であり、独自のシェリー仕上げによって上位のシングルカスクシリーズとは異なる方向性の複雑さを提供する。価格帯と品質のバランスがよく、グレーンウイスキー愛好家からも高い支持を受けている。
アイリッシュ・ウイスキー・アワード2015・2017での金賞、サンフランシスコ・ワールド・スピリッツ・コンペティション2015と2022のダブルゴールド、ニューヨーク・インターナショナル・スピリッツ・コンペティション2024の金賞など、10年以上にわたって国際的な高評価を継続している。2019年アイリッシュ・ウイスキー・マスターズではシルバー、IWSC2021でもシルバーを獲得しており、幅広いコンペで安定した成績を残している。
テイスティングノート
香り
ダークフルーツのリッチなアロマが広がり、チェリー、レーズン、イチジク、クリスマスプディングの香りが続く。バーボン樽由来のバニラとキャラメル、そしてレモングラスと柑橘のフローラルなニュアンスが重なる。
味わい
りんご、蜂蜜、ナッツ、デーツの豊かなフレーバーが広がり、バニラと焼きたてのオーク香が続く。ブラウンシュガーとほろ苦いカカオのニュアンスが奥行きを添える。
余韻
ドライな余韻の中にシナモン、ロースト感、そして長く続くオーク香が心地よく残る。コーヒーとチョコレートのビタースウィートなフィニッシュが印象的だ。
酒
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