「富士山麓 シグニチャーブレンド」は2017年4月にキリンオンラインショップ「DRINX」と富士御殿場蒸溜所売店限定で発売が始まり、翌2018年8月に全国展開された。開発の中心を担ったのはマスターブレンダーの田中城太氏。同氏は発売と同年の「アイコンズ・オブ・ウイスキー2017」において「マスターディスティラー/マスターブレンダー・オブ・ザ・イヤー」に選ばれ、世界最優秀のブレンダーとして認定された人物である。
このウイスキー最大の特徴は「マチュレーションピーク」にある。各原酒が最もその個性を発揮する熟成のピークタイミングを見極め、そこから厳選した原酒のみを使用するという考え方で、富士御殿場蒸溜所が保有するモルトとグレーンそれぞれの多様な原酒から構成される。冷却ろ過を行わない「ノンチルフィルタード」製法と50%という高めのアルコール度数設定も、原酒のポテンシャルを余すところなく体験させるための選択である。
テイスティングノート
香り
洋梨やパイナップル、オレンジピールのフルーティで華やかな果実香に、黒糖・焼き菓子のような甘く芳ばしい風味が重なる。
味わい
バターやハチミツのクリーミーな甘みと、樽由来の香ばしさが複層的に絡み合い、アルコール感を感じさせない円熟したふくよかな口当たり。
余韻
心地よい甘みとウッディなスパイスが長く持続し、ドライな余韻でまとまる。
酒
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