フォーローゼズのブランド名は19世紀の恋物語に由来する。創業者ポール・ジョーンズ・ジュニアが愛する南部の令嬢にプロポーズし、「グランドボールで4本の薔薇を胸に飾れば承諾のしるし」と伝えたところ、彼女は本当に4本の薔薇のコサージュをつけて現れた。その感動の瞬間を後世に伝えるべく、ジョーンズは1888年にこの名をブランドに冠した。
禁酒法時代もフォーローゼズは「医療用ウイスキー」の認可を受けることで生き延びた数少ないバーボンブランドのひとつである。しかし1943年にシーグラム社に買収された後、アメリカ国内でのバーボン販売を停止し、日本や欧州向けの輸出専用ブランドへと転換した。皮肉にも、このことが日本市場でのフォーローゼズの圧倒的な人気の礎となり、長年にわたって日本で最も売れるバーボンのひとつとなった。
2002年に日本の麒麟麦酒が同ブランドを取得し、20年以上アメリカで消えていたフォーローゼズを故郷に復活させた。イエローラベルはそのエントリーモデルとして、2種のマッシュビルと5種のプロプライエタリー酵母から生まれる10のユニークなレシピすべてをブレンドした製品だ。フォーローゼズが誇る最も複雑な味わいを最も手頃な価格で楽しめる入り口として設計されている。
テイスティングノート
香り
フレッシュな花の香りとライ麦のスパイスが軽やかに広がり、バニラ、ピーチ、プラムなどの熟したフルーツが続く。ハーブのニュアンスとほのかなオークが清涼感を添える。
味わい
ライトからミディアムボディで飲みやすい。バニラと蜂蜜の甘みにスパイシーなライ麦のアクセント、洋梨やアプリコットのフルーティなニュアンスが融け合う。柔らかなタンニンが全体をまとめる。
余韻
短めながらクリーンで心地よい。スパイスと甘みが交互に残り、バニラとほのかなオークで穏やかに消えていく。
酒
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