フォーティークリーク ダブルバレルリザーブは、カナダ・オンタリオ州のナイアガラ地域グリムスビーに位置するフォーティー・クリーク蒸留所が造るカナディアンウイスキーだ。通常のバレルセレクトよりもリッチな味わいを追求した上位表現として、2種類の樽を使い分けた熟成が最大の特徴である。
フォーティー・クリーク蒸留所はワインメーカー出身のジョン・K・ホールが1992年に設立した。ワイン造りの経験を活かし、コーン、ライ麦、大麦麦芽をそれぞれ個別に蒸留・熟成してからブレンドするという、カナディアンウイスキーとしては珍しい手法を採用している。この製法により、各原料の個性を最大限に引き出した複雑な味わいが生まれる。
ダブルバレルリザーブは、まずアメリカンオークのバーボン樽で熟成した後、一部の原酒をスパニッシュオークのシェリー樽に移して追加熟成を行う。バーボン樽のバニラとキャラメルの甘さに、シェリー樽のドライフルーツとスパイスの深みが加わり、カナディアンウイスキーとは思えないほどリッチな仕上がりとなっている。
フォーティー・クリーク蒸留所は2014年にカンパリ・グループに買収されたが、ジョン・K・ホールの哲学は現在も大切に受け継がれている。ナイアガラ半島のワイン産地に位置する蒸留所は、カナダのウイスキーツーリズムの人気スポットでもある。
テイスティングノート
香り
バニラ、キャラメルアップル、レーズンの甘い香り。シェリー樽由来のドライフルーツとオレンジピールに、ライ麦のスパイスとトーストした木の実の香ばしさが重なる。
味わい
滑らかでリッチな口当たり。トフィー、ダークチョコレート、ドライクランベリーの味わいが広がり、中盤にはライ麦由来のブラックペッパーとシナモンのスパイスが現れる。甘さとスパイスのバランスが秀逸。
余韻
ミディアムロング。オークスパイスとドライフルーツの余韻が心地よく持続し、最後にメープルの甘みとかすかなタンニンが残る。
酒
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