イーガンズ コンヴィクション(Egan’s Conviction)は、イーガン・ウイスキー・カンパニーが2022年にリリースした10年熟成のブレンデッド・アイリッシュウイスキー。「Conviction(信念・確信)」という名は、1881年にアイルランド独立運動に関わったとして5週間投獄された共同創業者ヘンリー・J・イーガンの揺るぎない信念に捧げた命名だ。シングルモルトとシングルグレーンをそれぞれバーボン樽で最低10年間熟成させた後にブレンドし、最終仕上げにXOコニャックカスクでフィニッシュを施す、2段階の熟成プロセスを経た意欲的な一本。アルコール度数46%・ノンチルフィルタード。
XOコニャックカスクのフィニッシュはアイリッシュウイスキー業界でも珍しい仕上げで、フランス・コニャック産のブドウ由来の上品な甘みとフルーティーなエステル感がウイスキーに溶け込む。バーボン樽10年熟成によるバニラとキャラメルの基盤の上に、コニャック樽が洗練された果実感とエレガントな花のニュアンスを重ねる手法が、世界の品評会で高く評価されている。
コンヴィクションの受賞歴は非常に輝かしい。2022年のワールド ウイスキーズ アワード(World Whiskies Awards)では「ベスト ブレンデッド ウイスキー(12年以下部門)」のカテゴリーウィナーに選出。さらにワイン・エンスージアスト誌の「トップ100スピリッツ」で第7位にランクインし、Drinkhackerのレビューでも高評価を得ている。アイリッシュウイスキーのブレンデッドカテゴリで世界一位の称号を得たことは、イーガンズブランドにとって大きな飛躍となった。
2014年の復活以来、イーガンズはシングルモルト10年、レガシーリザーブシリーズ、ヴィンテージグレーン、フォーティテュード、エンデヴァーと着実にラインナップを拡充してきた。コンヴィクションはその集大成ともいえる存在で、10年という明確な熟成年数とXOコニャックフィニッシュの組み合わせが「イーガンズらしいクラフトマンシップ」を最も鮮明に体現している。グレーンの滑らかさとモルトの複雑さを橋渡しするブレンデッドとして、ラインナップの中核を担う。
ニートで飲むとコニャック樽由来の上品なフルーティーさとバーボン樽のバニラが調和した繊細なバランスが楽しめる。愛好家コミュニティでも「アイリッシュブレンデッドの新標準」として語られることが多く、スコッチやバーボンを好む方々へのアイリッシュウイスキー入門としても理想的な一本として世界中で推薦されている。
テイスティングノート
香り
フローラルで上品。ファインオーク、サンダルウッド、ダークフルーツ(スモモ)、トフィが重なり合い、XOコニャック樽由来のエレガントなブドウの香りと麦芽のバニラが美しく溶け合う。乾燥アプリコットと蜂蜜オーツの柔らかな甘みが全体を引き立てる。
味わい
スパイシーなレーズンとオーク、バニラが柔らかく広がる。カラメライズドジンジャーとマジパンの甘みが続き、軽いシトラスピールのアクセントがさっぱりとした印象を加える。グレーン由来のシルキーな滑らかさとモルト由来の深みが共存する。
余韻
長く甘くエレガント。ハチミツとバニラの余韻が続き、赤いリコリス、マーマレード、オークスパイスがバランスよく混じり合う。XOコニャック樽の洗練された余韻が最後までほのかに続き、品のある締めくくりを演出する。
酒
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