田酒 純米吟醸 辨慶(べんけい)は、兵庫県産の「辨慶」という希少な酒米を精米歩合50%で磨いた純米吟醸。辨慶は山田錦の前身ともいえる歴史的な酒米で、山田錦と雄町が交配される以前から存在した古来品種の系統に近い位置づけを持つ。現代では栽培量が非常に少なく、辨慶を使用した商品自体が稀少。山田錦の「祖先格」ともいえる米の個性を、田酒の技術で現代に蘇らせた挑戦的な一本。
豊かな旨みと実質感のある飲みごたえが辨慶の最大の特徴で、山田錦のような洗練とは異なる、どっしりとした米の個性が前面に出る。精米歩合50%という設定で米の個性をより強く引き出し、田酒らしいクリーンな醸造技術と組み合わせることで、古い品種の持つ素朴な旨みを上品に仕上げている。アルコール度数16.5%とやや高めで、旨みのコクを支える。
田酒の「希少酒米シリーズ」的な位置づけで、辨慶を使った商品は全国的にも数少ない。山田錦の歴史を一本の酒で体感できる希少な機会として、日本酒の品種歴史に関心を持つ愛好家から特に高い評価を受ける。特約店での限定入荷品として、見かけたら即確保を推奨したい一本。
テイスティングノート
香り
辨慶由来の豊かで重厚感のある旨み香。山田錦の洗練とは異なる、古来品種ならではの素朴で力強い個性が香りに表れる。50%精米の米の厚みが感じられる。
味わい
豊かな旨みと実質感のある飲みごたえが口中を満たす。辨慶ならではのどっしりとした米の個性と、田酒らしいクリーンな醸造が生む上品さが共存する個性的な味わい。
余韻
旨みが長く豊かに続く余韻。辨慶のどっしりとしたコクがゆっくりと収まっていく独特の後味は、他の田酒シリーズとは明確に異なる個性を示す。
酒
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