獺祭 スパークリング 45は、純米大吟醸の世界にシャンパーニュ方式の発想を持ち込んだ旭酒造の意欲作だ。精米歩合45%の純米大吟醸を瓶内二次発酵させることで、日本酒の上品な旨みと弾けるような炭酸の爽快感を融合させた。日本酒とスパークリングワインの間にある新しいカテゴリとして、特に若い世代や海外の飲み手から熱烈な支持を集めている。
瓶内二次発酵は、日本酒の製造工程としては非常に手間がかかる手法だ。通常の日本酒は発酵が完了してから瓶詰めされるが、スパークリング 45は瓶詰め後に追加の糖分と酵母を加えて瓶の中で再発酵させ、自然な炭酸ガスを閉じ込める。この工程により生まれる細かな泡は、工業的に炭酸を注入したものとは異なる、きめ細かくなめらかな口当たりを実現している。
国際的な食のシーンでは、シャンパーニュの代替品やフードペアリングの新しい選択肢として注目されており、和食はもちろんフランス料理や地中海料理との相性も評価されている。パリのDASSAI Joel Robuchonでもメニューに並ぶほか、欧米の高級和食レストランでは「乾杯のスパークリング」として定番の地位を確立しつつある。
テイスティングノート
香り
フレッシュで軽やかな発泡香。白桃、マスカット、青りんご、ライムの爽やかなシトラス。細かな泡とともに吟醸香が静かに立ち上る。
味わい
泡のクリーミーなテクスチャーとともに、甘酸っぱい白桃、梨のジューシーさ。日本酒らしい米の旨みが溶け込み、辛口シャンパーニュを思わせる端麗さ。
余韻
すっきりとクリーン。炭酸が弾けた後に上品な旨みが残り、余韻は短くも洗練されている。食後の後口の良さが際立つ。
酒
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