「こころみシリーズ」は、2013年から北海道余市の契約農家と行う実験的なワイン群。毎年テーマや品種を変えながら、日本のテロワールの可能性を探り続けている。「2022雲の時間 茜」は、ピノ・ノワール83%を主体に、ノートン・レゲント・タナ・アルモノワール・プティ・マンサンなど多品種をブレンド。北海道余市・山梨甲州市塩山・山形上山市の3産地のブドウを使用する。
ピノ・ノワールとツヴァイゲルトはマセラシオンカルボニック(MC)で約3週間醸し、他品種は手除梗後約10日間の醸し発酵。野生酵母を使用し、木樽で約10ヶ月熟成の後、無清澄・無濾過でビン詰めされる。アルコール12.2%。
レッドチェリー・アセロラ・ピンクグレープフルーツの果実香に、ミントとバラの花の香りが重なる。軽やかで滑らかな酸とバランスの良い旨味、柑橘の皮のような心地よい苦みが余韻に続く。ピノ・ノワール主体ながらも単一品種ワインにはない複雑なニュアンスを持つ、実験精神あふれる一本。毎年異なる顔を見せる「こころみシリーズ」の中でも特に評価の高いキュヴェ。
こころみシリーズらしい遊び心と精緻さが同居。レッドチェリーとアセロラのフレッシュな香りに、ミント・バラという意外なアクセント。口に含むと繊細な酸と旨味が広がり、後口に柑橘の皮の爽やかな苦みが残る。ピノ主体ながらブレンドの妙で1品種ワインにはない複雑さを実現している。実験的ラベルへの信頼感が毎年高まるシリーズ。
酒
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