「第一楽章」の弟分的ポジションにある「第二楽章」は、テラスヴィンヤードと呼ばれる平地の若木畑(2011年開墾・2012年植樹)のマスカット・ベーリーA 100%から造られる。ブドウを一粒ずつ手作業で軸から外す丁寧な除梗を経て、野生酵母で発酵。無清澄・無濾過のままビン詰めされる。アルコール度数は10.7%と軽やか。
急傾斜の古木畑から生まれる第一楽章に比べ、平地の若木由来の柔らかさと果実の瑞々しさが際立つ。豊かな花の香り・スパイス・果実のキャラクターが素直に表れた、「たおやかで複雑な赤ワイン」という公式のコメント通り。マスカット・ベーリーAのチェリーやイチゴのフレッシュな香りがダイレクトに感じられ、飲みはじめから親しみやすい。
タンニンは穏やかで滑らか、酸もまろやかにまとまっており、難しいことを考えずにただ美味しいと感じられる一本。冷やし気味(16〜17℃)に提供すると、果実の魅力がより鮮明に浮かび上がる。ここここ・ファームへの入口としても、毎日の食卓での1本としても、存分に楽しめる赤ワイン。
第一楽章の透明感はそのままに、テラスヴィンヤードの若木畑の明るい果実感で仕上げた弟分的な1本。チェリーやイチゴのストレートな香りと、マスカット・ベーリーAらしい親しみやすさが前面に出る。タンニンは繊細で、余韻もきれい。10.7%のアルコールで昼間から飲んでも疲れない軽やかさ。ここここ・ファームへの入口としてこれほどふさわしい赤はないと思う。
酒
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