カナディアン クラブ クラシック 12年は、1858年にハイラム・ウォーカーがオンタリオ州ウィンザーに設立した蒸留所で生まれたカナディアンウイスキーのロングセラーである。その最大の特徴は業界でも珍しい「ブレンド先熟成(Blended before aging)」製法で、コーン・ライ麦・モルトバーレーを別々に蒸留した後、樽詰め前にブレンドし、12年間一緒に熟成させることで穀物同士の風味が自然に融合する。
「Canadian Club(カナディアン・クラブ)」という名前は、かつてクラブ(社交場)でしか飲めない高品質ウイスキーとして知られたことに由来する。1893年にカナダ政府の指示で製品名に「Canadian」を冠することが義務付けられ、今日に続くブランド名が誕生した。米国禁酒法時代(1920〜1933年)には合法的に医師の処方箋で入手できる数少ないウイスキーのひとつとして需要が爆発的に拡大し、世界に名を広めた。
12年エクスプレッションはスタンダードラインの2倍の熟成期間を経た上位版として位置づけられ、標準版よりも深みとリッチな甘みを持つ。現在はサントリーグローバルスピリッツ傘下で、日本ではサントリーが取り扱う。
テイスティングノート
香り
キャラメル、ブラウンシュガー、バニラクリーム、ほのかな塩気のあるクリスプさ。穏やかなライスパイスのニュアンス。
味わい
トフィーとキャラメルの甘み、バニラクリーム、リッチなウッドノート。後半にゆっくりとライスパイスが現れ、程よい複雑さをもたらす。
余韻
中〜長め。オークのタンニン、はちみつ、穏やかなスパイスが余韻として続くバランスのとれた後味。
酒
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