北西酒造が醸す文楽ブランドの大吟醸酒。兵庫県特A地区産の山田錦を精米歩合40%まで磨き上げ、醸造アルコールを加えることで吟醸香を最大限に引き出したスタイルを実現している。純米大吟醸と飲み比べると、同じ山田錦40%磨きながら「醸造アルコールが加わることで香りが前面に出る、別物の美しさがある」と言われる。
大吟醸らしい華やかな果実様の香りは、りんごや白桃を思わせる清涼感があり、口に含むとシャープで透明感のある甘みが広がる。アルコール度数16度と、純米大吟醸と比べてやや高めの設定だが、醸造アルコールがうまく酒質を引き締め、軽やかなキレ味をもたらしている。後口は潔く、食後酒としても申し分ない。
北西酒造は埼玉県上尾市に蔵を構え、江戸時代から続く歴史ある蔵元。県産酒米「彩のかがやき」を積極的に使うAGEOブランドと並んで、文楽は酒づくりの基本を体現するラインとして位置づけられている。大吟醸は年間を通じて安定供給される定番商品であり、贈答品としても選ばれることが多い。
冷やしてワイングラスや切子グラスに注ぐと、香りが開いて繊細なニュアンスが際立つ。白身魚の薄造り、帆立の刺身、淡白な蒸し料理との相性が抜群で、洋食でもカルパッチョや冷製パスタと合わせてもよく映える。日本酒度は+5.0で端麗辛口寄り。初めて飲む人にも入りやすい、洗練された1本だ。
文楽シリーズの中でも特に贈答用・特別な席での使用に向いており、桐箱入りや化粧箱入りのギフトセットとして販売されることもある。北西酒造の杜氏が年間を通じて品質安定に最も注力する主力商品でもあり、蔵を代表する顔として位置づけられている。
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