ブナハーブン12年は、アイラ島に位置しながら「ノンピート」スタイルで際立つ個性派シングルモルトだ。1881年創業のブナハーブン蒸留所はアイラ島の伝統的なピートヘビーなウイスキーとは一線を画し、軽快で海塩感のある上品なスタイルで「アイラの優しい巨人」と呼ばれてきた。12年はそのコアレンジの入口となるボトルで、ノンチルフィルタリング・ナチュラルカラーで仕上げられている。
ISC2019でゴールドメダルを受賞するなど国際的な評価も着実に積み重ねており、アイラ・ノンピートウイスキーの代表格として世界的な知名度を持つ。WWA・SFWSCでも繰り返し入賞しており、「アイラはピートスモーキーだけではない」という発見を与える1本として、世界中のウイスキーバーで重宝されている。Whisky Advocateは「アイラの隠れた宝石」と評している。
蒸留所はアイラ島北東部の辺境・ポートアスケイグ近くに位置し、マルガデール川の伏流水を地下からポンプアップして使用するという独自の仕込み水源を持つ。バーボン樽とシェリー樽の組み合わせによる熟成が、ナッツ・フルーツ・海塩のバランスの良い風味を生み出す。
テイスティングノート
香り
軽やかな海塩・ビーチの清潔感とともに、バニラ・モルト・ヘーゼルナッツのまろやかな甘みが広がる。ほのかなシェリーの痕跡(レーズン・アプリコット)が奥深さを添える。
味わい
軽快なボディに海塩とシトラスが際立ち、バニラ・モルト・ナッツが続く。シェリー由来のドライフルーツがほんのりと感じられ、複雑さを加える。
余韻
すっきりした中程度の余韻。磯の塩気とモルティネスが交互に現れ、爽やかで心地よいフィニッシュ。
酒
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