ベンリアック「ジ・オリジナル10」は、2004年にビリー・ウォーカー率いる独立系グループがベンリアック蒸留所を再生させた際に「スペイサイドの多面的な可能性」を示すために設計されたコアレンジの入口だ。バーボン樽・シェリー樽・バージンアメリカンオーク樽の3種類のカスクで熟成されたスピリットをブレンドすることで、単一カスクでは得られない複雑で多層的な風味を実現している。
Whisky Magazine「Icons of Scotland Distillery of the Year」を3度受賞したベンリアックの現代的な入門ボトルとして、ウイスキー評論家から「コストパフォーマンスの高いスペイサイド入門品」として繰り返し推薦されている。Jim Murray氏はトリプルカスクアプローチを「スペイサイドの革新を体現する」と評価し、90点前後のスコアを付けている。SFWSCやIWSCでも入賞を重ねている。
2016年にブラウン・フォーマン社がグレンドロナック・グレングラソーとともにベンリアックを取得。現在も「クラシック(ノンピート)」「スモーキー(ピーテッド)」「トリプルディスティルド」の3スタイルを並行生産するスペイサイドで唯一の蒸留所として、革新的な蒸留実験を継続している。オリジナル10はそのクラシックラインの旗艦だ。
テイスティングノート
香り
バーボン樽由来のバニラ・ハチミツ・タフィーが主体。シェリー樽のドライフルーツとバージンオーク由来のシナモン・クローブのスパイスが重なる。フレッシュで華やかな印象。
味わい
まろやかでクリーミーなバニラとモルトが口中に広がり、ピーチ・アプリコット・洋梨のフルーティーさが続く。バージンオークのほのかなビター感がアクセントとなり、全体のバランスを整える。
余韻
心地よいスパイシー感と甘みが中程度の長さで続く。バニラ・シナモン・わずかなフルーツの余韻が消えていく。
酒
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