ベアレンヴァイツェンは、岩手県盛岡市のベアレン醸造所が手がける南ドイツスタイルの小麦ビールである。ドイツから移設した100年以上前の醸造設備を活用し、伝統的な製法でつくられるこのヴァイツェンは、小麦麦芽を50%以上使用した上面発酵ビールだ。バナナやクローブを思わせるエステル香と、小麦由来のまろやかな口当たりが特徴で、ろ過せずに酵母ごと瓶詰めしているため自然な濁りがある。
ベアレン醸造所は「日本でもっともドイツビールに近いビール」を標榜しており、本場バイエルン地方のヴァイツェンに引けを取らないクオリティを実現している。ジャパン・グレートビア・アワーズでも受賞歴があり、クラフトビールファンからの支持も厚い。軽やかで飲みやすいながらも風味豊かで、和食との相性も良い万能型のヴァイツェンとして、東北を代表するクラフトビールのひとつに数えられている。
テイスティングノート
香り
バナナとクローブのクラシックなヴァイツェン香が鮮やかに広がる。続いてバニラ、ほのかなバブルガム、柔らかいパンのようなイースティな香りが漂う。小麦由来の穀物の甘い香りが全体をまとめ、爽やかで親しみやすいアロマプロファイルを形成している。
味わい
軽やかでクリーミーな口当たりが心地よく、完熟バナナとクローブのスパイシーさが口いっぱいに広がる。小麦麦芽由来のまろやかな甘みが中盤を支え、微かなシトラスの酸味がアクセントとなってバランスを保つ。炭酸の刺激は穏やかで、酵母由来の複雑なフルーティーさが層になって現れる。
余韻
短めだがクリーンな余韻。バナナブレッドのような穀物の甘みがほのかに残り、最後に軽いクローブのスパイスがさっぱりと締めくくる。後味の爽やかさが心地よく、次の一口を誘う。
酒
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