オークロイスク 10年 フローラ&ファウナは、Diageoが展開するFlora & Fauna(フローラ&ファウナ)シリーズの一本として発売されているシングルモルトです。Flora & Faunaシリーズは1990年代にユナイテッド・ディスティラーズ(Diageoの前身)によって始められたコレクションで、通常シングルモルトとしてはあまり市場に出回らない原酒をボトリングすることで高い希少価値を持っています。各ボトルのラベルにはスコットランドの動植物(Flora=植物、Fauna=動物)が描かれており、コレクターズアイテムとしても根強い人気があります。
オークロイスクはかつて「ザ・シングルトン(The Singleton)」の名でシングルモルトとして独自に販売されていた時代がありましたが、現在のSingleton of Dufftownとは全く別の蒸留所・別のブランドです。1974年の創業以来、その生産量の大部分はJ&Bなどのブレンドウイスキー原酒として使われており、シングルモルトとして市場に出回る量は極めて限られています。この希少性こそが愛好家の間での評価を高める要因のひとつとなっています。スコッチウイスキーのコンペティションでも評価され、International Spirits Challengeなどで銅・銀メダルを獲得した記録があり、品質は確かなものです。
アメリカンオーク(エックス・バーボン)樽での熟成により、軽やかで草原の香りを帯びたスペイサイドらしいスタイルに仕上がっています。アルコール度数43%というボトリング強度もキャラクターを適切に表現しており、水を加えずそのままでも楽しめるバランスが魅力です。Flora & Faunaシリーズの中でも比較的入手しやすい価格帯に位置しており、スペイサイドの多様性を探求したいウイスキー愛好家にとって価値ある一本です。
テイスティングノート
香り
新鮮な草原、洋梨、グリーンアップル、軽いスパイス。爽やかで清潔感のある香りにスペイサイドらしい華やかさが感じられる。
味わい
軽やかなモルトの甘さ。スウィートな穀物感、ほのかなバニラ、洋梨のフルーティーさが口の中に広がる。穏やかなスパイスが後半に顔を出す。
余韻
ミディアムでクリーンな余韻。軽い麦芽の甘さとスパイスが残り、すっきりとした後味が心地よい。
酒
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