アラン 10年は、アラン島ロッホランザの独立系蒸留所アラン蒸留所が誇るエントリーコア表現である。1995年に150年以上の空白を経て島にウイスキー蒸留が復活した歴史を証明するこのボトルは、「アイランドへの帰還(Back to Arran)」の象徴として島民・愛好家に深く愛されてきた。アメリカンオーク(エックス・バーボン)とスパニッシュシェリー樽の組み合わせで熟成した透明感のあるフルーティースタイルは、アラン蒸留所の独自個性を端的に示す。
1997年にエリザベス女王がロッホランザのビジターセンターを公式開所し、1998年にはユアン・マクレガーが「100年以上ぶりにアラン島で生産されたスコッチウイスキー最初の樽」を祝った—こうした歴史的な誕生エピソードを持つアラン蒸留所において、10年表現は最も親しまれたフラッグシップ商品として多数の国際コンテストで評価されてきた。サンフランシスコ・ワールド・スピリッツ・コンペティション2018ダブルゴールドメダル、同2012年ゴールドメダルを受賞し、2024年にはOsaka Spirits & Wine Awards(OSWA)で3年連続「ベストバリューウイスキー」のトリフェクタを達成している。
46%の加水比で瓶詰めされており、ノンチルフィルターの方針により原酒本来の風味が余すことなく表現されている。フルーティーさとわずかなスパイス、そして清々しいアラン島の空気を感じさせる透明感のあるキャラクターは、シングルモルト入門者からベテランまで幅広い層に支持されており、コストパフォーマンスの高さから世界中の愛好家に「日常的に楽しめる最高品質のアイランズ」として評価されている。
テイスティングノート
香り
バニラとバナナの甘やかな香りに、新鮮なシトラス(レモン、グレープフルーツ)が弾ける。クリーミーなトフィーとフルーティーなエステル感が続き、かすかに麦芽の清々しさ。
味わい
フルーティーでスムース。洋梨とシトラスの爽やかな甘みに、バニラ、軽いスパイス(シナモン、ジンジャー)がバランスよく絡まる。中盤から穀物のふくよかさが現れる。
余韻
甘くてミディアム。ドライフルーツとバニラの余韻が穏やかに続き、最後に軽やかなシトラスとほのかなオークのドライネスが残る。
酒
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