アンノック12年は、アバディーンシャーのノックドゥー蒸留所が産むハイランド・シングルモルトのフラッグシップ表現である。「アンノック」というブランド名はスコットランド語で「その丘(The Hill)」を意味し、蒸留所が建つノックの丘を端的に表している。1893年の創業から一世紀以上、ヘイグのブレンド用原酒として高い評価を受けてきた蒸留所の実力を、シングルモルトとして余すところなく体験できる表現として愛好家の間に定着している。
バーボンバレルとシェリーカスクを組み合わせた12年熟成により、圧倒的なリンゴジュースの甘さ、蜂蜜、ヘザーの花という典型的なハイランドスタイルのプロファイルが形成されている。アルコール度数は40%とアクセスしやすい設定であり、スペイサイド的な軽やかなフルーティさとハイランド的な穀物感・塩気のバランスが特徴的。スコッチウイスキー入門者から愛好家まで幅広い層に支持されており、コストパフォーマンスの高さも定評がある。
アンノック12年はインターナショナル・スピリッツ・チャレンジ2016及びアルティメット・スピリッツ・チャレンジ2016においてゴールドを受賞している。さらにジム・マレーのウイスキー・バイブルでは94.5という卓越したスコアを記録したことがあり、著名評論家セルフビルトのウイスキー分析でも高評価を得た。近年は「スコッチウイスキーの隠れた名品(hidden treasure)」として各専門メディアで取り上げられることが増え、コアなウイスキー愛好家からの評価と認知度が着実に上昇している。
テイスティングノート
香り
圧倒的なリンゴジュースの甘さ、蜂蜜、ヘザーの花。フレッシュでライト、グラシーな芳香。
味わい
リンゴとハチミツが中心。柑橘(ライム・レモン)のアクセント、穀物の甘さと軽やかな塩気。
余韻
軽めで爽やか。ホワイトペッパー、木材の甘さ、クリーンな余韻。
酒
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