アバフェルディ12年は「ゴールデン・ドラム(黄金のウイスキー)」の異名を持つ、スコットランド・ハイランドを代表するシングルモルトだ。1896年にジョン・デュワー&サンズ社が設立したアバフェルディ蒸留所で造られ、1999年に正式ブランドとして発売されて以来、デュワーズ・ブレンデッドウイスキーの基幹原酒の顔としても知られる。
名前の由来は「アバ(川の合流点)」と「フェルディ(水の妖精)」を組み合わせたケルト語で、蒸留所の水源となるロッキー・バーンにまつわる伝説から取られている。現地では今もヒョウモンチョウが多く見られることから、ラベルにもその美しい蝶のデザインが採用された。蜂蜜をたっぷり含んだような甘い香りはロッキー・バーンの水質に起因するともいわれる。
受賞歴も豊富で、スコッチ・ウイスキー・マスターズ2013でマスター、2014・2015年にゴールドを受賞。インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ2020でゴールド、IWSC2019でゴールドを獲得。ワールド・ウイスキー・アワード2014ではゴールドを受賞している。2007〜2012年にサンフランシスコWSCでゴールド3回・シルバー3回と、コンスタントに高い評価を維持し続けている。
デュワーズのビジターセンターとしても機能する蒸留所は観光地としても人気が高く、年間数万人の訪問者を受け入れている。ハイランドのシングルモルトの中では「ハチミツ系」の代表格として位置づけられており、アードモアやグレンゴインなどと並んで愛好家に語られることが多い。
テイスティングノート
香り
芳醇な蜂蜜、桃、バニラ、ほのかなヘザー。スパイスのバックノートとウッディなアクセントが心地よく続く。
味わい
クリーミーなバニラと濃厚なファッジ、熟した果実(スパイスドピーチ)、蜂蜜の甘み。フルボディで豊かな口当たり。
余韻
長めのウォームフィニッシュ。バニラ、蜂蜜、わずかなスモーク。温かく柔らかな余韻が続く。
酒
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