1923年に鳥井信治郎が大阪府島本町・山崎の地に創業した日本初の本格モルトウイスキー蒸溜所。桂川・宇治川・木津川の三川が合流する湿潤な霧の谷は良質な軟水に恵まれ、ウイスキー造りに理想の環境を提供する。最大の特徴は「原酒の造り分け」にあり、発酵槽はステンレス製と木製(オレゴンパイン)の2系統を併用。ポットスチルも形状(ストレート型・バルジ型)と加熱方式(ガス直火・蒸気間接)を使い分け、16基が稼働する。多彩な原酒をブレンドすることで、繊細かつ複雑な味わいを実現。ラインナップは「山崎12年」「山崎18年」「山崎25年」をはじめノンエイジの「山崎」など多岐にわたる。
2003年にISC(インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ)でジャパニーズウイスキー初の金賞を「山崎12年」が獲得。2012年に「山崎25年」がWWA世界最高賞受賞。2015年にはジム・マーレイ著『ウイスキー・バイブル』で「山崎シェリーカスク2013」が97.5点を獲得し世界最高評価を受け、品薄が社会現象化した。日本のみならず世界のウイスキー史を塗り替えた名蒸溜所と評される。