肥土伊知郎が経営難で廃棄の危機にあった旧羽生蒸留所の原酒を救うため2004年にベンチャーウイスキーを設立し、2007年に埼玉県秩父市に秩父蒸溜所を建設した。1バッチ麦芽400kgという極小規模の生産にこだわり、ミズナラ製の木桶発酵槽を採用。地元埼玉産二条大麦「彩の星」を使用し、フロアモルティングも実施するなど自家的なこだわりが強い。ミズナラ樽は自社工場で年間200樽を製造する稀有な取り組みも行っている。旧羽生原酒を使ったトランプの絵柄をモチーフにした「カードシリーズ」は世界的コレクターズアイテムとなった。
WWAで2017年以降7回の世界最高賞受賞(2025年時点)という前代未聞の実績を持つ。特に「リミテッドエディション」部門での複数年連続受賞が国際的に大きな注目を集めた。生産量の少なさも相まって入手困難な銘柄として高値で取引され、クラフトウイスキーの世界的アイコン的存在となっている。