ノブクリークは1992年、ジムビームの6代目マスターディスティラーであるブッカー・ノーが「スモールバッチ・バーボン・コレクション」の一員として創設した銘柄である。禁酒法以前の豊かで力強いバーボンの味わいを現代に復興させることを目標に掲げ、自身の名を冠したブッカーズに続く形で世に送り出した。
名称の由来はエイブラハム・リンカーン大統領の幼少期の農場を流れる小川「ノブクリーク」にある。ブッカー・ノーはこの名称を選ぶことで、手作業で丁寧に作られた禁酒法以前の小規模バーボン生産の精神を体現しようとした。また、1897年に制定されたボトルドインボンド法のレガシーへのオマージュでもある。
標準製品は100プルーフ(50%)でボトリングされ、最低9年間の熟成を経る。この長熟成と高めのプルーフの組み合わせが、コクのある深い風味を生み出す。2023年からは従来の「9年」熟成表示が廃止されたが、実態としての熟成年数は変わらず長期熟成の品質を維持している。
テイスティングノート
香り
焦がしキャラメルとリッチなバニラが主体で、トーストしたオーク、ナッツ、ベーキングスパイスが重なる。100プルーフならではのふくらみのある豊かな香り。
味わい
フルボディで力強く、キャラメル、バニラ、ローストナッツが中心。挽きたてのブラックペッパーやシナモンのスパイシーさが加わり、長熟成由来の複雑さを感じさせる。
余韻
長くスパイシーなフィニッシュ。バーニッシュオークとドライフルーツの余韻が長く続き、バーボン本来の充実感を堪能できる。
酒
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