バッファロートレース バーボンは、ケンタッキー州フランクフォートに位置するアメリカ最古の連続稼働蒸留所が誇るフラッグシップ製品である。蒸留所の歴史は1773年まで遡り、禁酒法時代さえも乗り越えてきた。「ジョージ・T・スタッグ蒸留所」として長く知られていたこの施設が「バッファロートレース蒸留所」へと改名されたのは1999年のこと。その改名と時を同じくして誕生したのが、この看板ボトルである。
名称の由来は、かつてバッファロー(北米野牛)の群れがケンタッキー川沿いに踏み均した交易路「バッファロートレース」にある。開拓時代のアメリカ西部を連想させるこの名は、蒸留所の歴史的重みと大地のスケール感を体現している。製品は蒸留所が秘伝とするマッシュビル#1(低ライ麦比率)を使用し、ケンタッキー州の石灰岩層で自然濾過された水と長年受け継がれてきた製法によって醸される。
2002年にはパピー・ヴァン・ウィンクルのOEM生産を開始し、その希少性への注目がバッファロートレース全体のブランド価値を押し上げた。今日では年間500万本以上が生産されながらも慢性的な品薄状態が続くほどの人気を誇り、バーボン入門銘柄から愛好家のデイリーボトルまで幅広い層に支持される存在となっている。
テイスティングノート
香り
トフィー、バニラ、カラメルを中心に、わずかなオレンジピールとハーブの清涼感が重なる。奥には柔らかいオーク香が漂い、全体に穏やかで親しみやすい印象。
味わい
甘みとスパイスのバランスが絶妙で、キャラメルとバニラのまろやかな甘さの後にライ麦由来の軽いスパイシーさが続く。ミディアムボディでありながらしっかりとした厚みがある。
余韻
乾いたオークとバニラが穏やかに続く、中程度の長さのフィニッシュ。余韻はクリーンで次の一口を促す心地よさがある。
酒
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