若鶴酒造(1862年創業)が1952年にウイスキー製造免許を取得した、北陸最古のウイスキー蒸留所。2000年代の生産中断後、IT企業に勤めていた5代目・稲垣貴彦氏が2015年に帰郷して復活を宣言。2016年にクラウドファンディングで約3,800万円を調達して設備を刷新し、2017年に蒸留を再開した。2019年には地元高岡の伝統鋳物技術を活かし、老子製作所との共同開発による世界初の鋳物製ポットスチル「ZEMON(ゼモン)」を完成させ特許を取得。これは素形材産業技術賞「経済産業大臣賞」を受賞した歴史的な快挙だ。
2020年11月、ZEMONで蒸留したシングルモルトをタロットカードの大アルカナをモチーフにしたシリーズで発売開始。シリーズとして「三郎丸Ⅰ THE MAGICIAN」がISC(インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ)2022年に金賞、「三郎丸Ⅱ THE HIGH PRIESTESS」がTWSC(東京ウイスキー&スピリッツコンペティション)2023年に金賞を受賞するなど、着実に評価を積み上げている。
ヘビーピーテッドモルトを使用したスモーキーで骨格ある個性がアイラモルト好きの愛好家から特に高評価を受けている。世界初のZEMON開発のストーリーが国内外で大きく注目を集め、蒸留所見学者が殺到するほど。北陸唯一のウイスキー蒸留所として地元からの誇りも支持基盤となっている。
テイスティングノート
香り
ヘビーピート、スモーク、潮風、ダークフルーツ。錫製ポットスチルZEMONが生む独特の重厚で複雑なノーズ。
味わい
スモーキーで力強い。ピート、チョコレート、ドライフルーツ、スパイス。ヘビーピーテッドモルト由来の骨格ある味わいが口の中に広がる。
余韻
長い余韻。スモークとピートがゆっくりと消えながら、ほのかなチョコレートと甘さを残す。
酒
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