堅展実業(株)が2016年に蒸留を開始した北海道厚岸町の厚岸蒸溜所によるシングルモルトウイスキー。アイルランドのクーリー蒸溜所から技術指導を受けて設立された蒸溜所は、霧・湿気・寒暖差というアイラ島に似た北海道の自然環境を最大限に活かす。「寒露」の名は二十四節気の第17節気(10月上旬)に由来し、2020年10月28日に約15,000本限定でリリースされた。道産ピートを使用したヘビーピーテッドモルトを含む複数原酒を55%のカスクストレングスでボトリングした力強い一本で、シングルモルトとブレンデッドを交互に展開する「二十四節気シリーズ」の記念すべき第1作だ。
SFWSC(サンフランシスコ・ワールド・スピリッツ・コンペティション)2021年で「Other Single Malt Whisky」カテゴリーにて最優秀金賞(Best in Category)を受賞。日本経済新聞が「厚岸ウイスキー、米国最大級の品評会で最高評価」と報道し、一般層にも広く知られるようになった。WWA(ワールド・ウイスキー・アワーズ)2021年ではBest Japanese Single Malt(ノンエイジ部門)カテゴリーウイナーにも選出された。
稼働わずか4年でSFWSC最高賞を獲得した快挙が国内外に衝撃を与え、「日本クラフトウイスキーの本物の実力を証明した」と広く評価された。定価7,000〜10,000円台のところ転売市場では数万円台に高騰し、入手は抽選・ふるさと納税など限られたルートが主流となっている。
テイスティングノート
香り
道産ピートのスモーク、潮風、海藻。北海道の冷涼な大地を感じさせるスモーキーで個性的なノーズ。バニラとほのかな甘さが奥に息づく。
味わい
スモーキーで力強い。55%のカスクストレングスが生む力強い酒質に、ピートの複雑さとほのかな甘みが溶け合う。
余韻
長く持続する余韻。道産ピートのスモークと潮気が口の中に心地よく残り続ける、北海道の自然を凝縮した後口。
酒
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