1985年(昭和60年)10月1日、ニッカウヰスキーから発売されたブレンデッドウイスキー。当時のマスターブレンダー・竹鶴威氏の「ブレンダーが実験室で飲んでいる、何も取り除かないありのままの樽出しをユーザーに味わってほしい」という思想から誕生した。余市・宮城峡のモルト原酒100種超とカフェグレーン原酒をブレンド後、数ヶ月の「マリッジング(追熟)」を施し、割り水を極力抑えた度数51.4%というプレミアムハイプルーフとして完成。ボトルデザインはグラフィックデザイナー・佐藤卓によるもので、「ウイスキーの小さな塊」というコンセプトの独特な正方形に近い形状が特徴だ。
世界的な評価は突出している。Jim Murray’s Whisky Bibleでスコア91点、ISC 2013年・2015年にGold Medal、Ultimate Spirits Challenge 2014年にChairman’s Trophy(最高賞)を受賞。そして2018年、権威あるウイスキー専門誌Whisky AdvocateがWhisky of the Year(世界第1位)に選出。これが大きな転換点となり、世界的知名度が一気に爆発的に上昇した。
コストパフォーマンスの圧倒的な高さ(定価3,000円台)と世界最高クラスのクオリティから「コスパ最強の日本ウイスキー」として世界中のウイスキー愛好家のウォッチリストに入る定番ボトルとなった。現在は欧米での需要が急増し、定価での入手が困難なほど人気が高まっている。
テイスティングノート
香り
バタースコッチ、オレンジピール、洋ナシ、熟したリンゴ。シェリー樽由来のドライフルーツとモルトのビスケット感が重なる、複雑で芳醇なノーズ。
味わい
リッチでフルボディ。度数51.4%ながら驚くほど滑らか。バニラ、キャラメル、ダークチョコレート、スパイス。複雑な風味の層が次々と口の中で広がる。
余韻
長くてウォーミングな余韻。オーク由来のスパイスとドライフルーツが口の中に心地よく残り、ゆっくりと消えていく。
酒
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