ダルモア18年は同蒸留所ラインナップの中で、12年・15年の上位に位置する長期熟成表現。ハイランドのアルネス蒸留所で少なくとも14年間バーボン・アメリカンホワイトオーク樽で熟成後、マルサーラ・シェリー・カスクとグランクリュ・ボルドー・シャトーバリックを組み合わせた複数の高級木樽で4年以上のフィニッシュを施すという複雑な仕上げが施されている。雄鹿の紋章が象徴するように、格調と気品を全面に押し出した上位ラインナップの要となる一本。
ダルモア18年の特徴はボルドーのシャトー樽とシェリー樽を組み合わせるという、単一ジャンルの木樽に頼らない複合的アプローチにある。ボルドーのグランクリュワインが残した果実風味の残香がシェリーの甘さと合わさることで、他の蒸留所では再現できない独特の奥行きが生まれる。リチャード・パターソンが「自分の子供のような一本」と表現するほどの思い入れを持つ作品でもある。
ダルモア18年は複数の国際コンペティションで最高評価を受けてきた。IWCおよびIWSCでゴールドメダルを繰り返し受賞しており、Paste Magazineのウイスキーレビューでは「ダルモアの最も精巧な表現」と称されている。リチャード・パターソン自身が2023年グローバル・アイコンズ・オブ・ウイスキー・アワードでマスター・ディスティラー・オブ・ザ・イヤーを受賞したことからも、その指揮するダルモアのプレミアム層の品質がいかに高く評価されているかがわかる。プレミアム層のシングルモルトとして世界80カ国以上で販売され、「超高級スコッチ」市場での存在感は際立っている。
テイスティングノート
香り
上品なシェリー香、ボルドーの赤果実、ダークトフィー。複雑で深みのある香り。
味わい
フルボディで濃密。プルーン、チョコレートファッジ、バニラ、オレンジリキュール。
余韻
非常に長い余韻。ボルドーの渋みとシェリーの甘みが交互に続く洗練されたフィニッシュ。
酒
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