ブルックラディ ポートシャーロット10年は、廃業した港町ポートシャーロット蒸留所の名を冠した「ヘビリーピーテッド(重度スモーク)」ラインで、ブルックラディの3本柱の中間に位置するボトリングだ。フェノール値は約40ppmで、ラフロイグ(約45ppm)に匹敵するスモーキーさを持つ。
ポートシャーロットはアイラ島のポートシャーロット村にかつて存在した蒸留所の名前で、19世紀に閉鎖された後はブルックラディが復活させたスピリット名として使用している。ブルックラディはアイラ産ピートを使用してポートシャーロット専用に大麦を乾燥させ、独自のテロワールを表現する。
ポートシャーロット10年の「10年」という熟成年数は2019年に初めて明示されたもので、それ以前はNASとしてリリースされていた。年数表記の導入はブルックラディの透明性へのこだわりを示しており、ウイスキーファンから高く評価されている。
ブルックラディのラインナップにおいてポートシャーロット10年はクラシック・ラディ(ノンピート)とオクトモア(超高ピート)の中間として、ヘビリーピーテッドウイスキーを求めるファンに向けたポジションを担う。アイラ産大麦という産地明示も独自性を高めている。
ワールドウイスキーアワード2023ではポートシャーロット アイラバーリーがカテゴリー最優秀賞を受賞し、サンフランシスコ・ワールド・スピリッツ・コンペティション2024年でもダブルゴールドを獲得した。Jim MurrayはPC6(ポートシャーロット6年)に96.5点を与えて「最優秀新商品」に選出した実績から、シリーズ全体への評価も高い。
テイスティングノート
香り
ヘビリーピーテッドのスモークとヨード、タール。ブルックラディ特有の海のミネラル感とアイラ産大麦のグリーンなノートが重なる複雑なアロマ。
味わい
スモーク・ヨード・塩が口中を包む。バニラとトロピカルフルーツがバランスよく共存し、アイラ産大麦のクリーンさが後から顔を見せる。
余韻
長い余韻でスモークとミネラルが持続する。アイラ産大麦のピュアなキャラクターとピートが共存するブルックラディらしいフィニッシュ。
酒
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