アードベッグ コリーヴレッカンは、スコットランドとアイルランドの間に存在する世界最大級の渦潮「コリーヴレッカン」にちなんで命名されたノンエイジステートメントのボトリングで、アードベッグのレギュラーラインナップの中でも最もパワフルで複雑な個性を持つ。ABV57.1%というカスクストレングスに近い強さも特徴だ。
コリーヴレッカンの製法はフレンチオーク製のニューオーク(バージン)バーボン樽でのマリアージュを最終ステップとして採用しているのが特徴だ。このフレンチオークの特性——スパイス・タンニン・バニラ——がアードベッグのピートキャラクターと化学反応を起こし、他のアードベッグ表現にはない独自のスパイシーさが生まれる。
コリーヴレッカンという渦潮はスコットランドのジュラ島とスカーバ島の間にあり、その猛烈なエネルギーと破壊的な美しさがアードベッグのパワフルな酒の比喩として選ばれた。ジョージ・オーウェルが1984年を執筆した地・ジュラ島はアードベッグとも関係が深い。
アードベッグのコアラインナップの中でコリーヴレッカンはウーガダールとともに上位の存在感を持つ。より高いABVとフレンチオーク由来のスパイシーさは、ウイスキー上級者やピートファンに特に支持される。
Jim Murray’s Whisky Bible 2018年版では「NASシングルモルト・スコッチカテゴリー」でコリーヴレッカンが最高賞を獲得し96.5点を記録した。Whisky Advocate誌も95〜96点の高評価を付けており、ISCやワールドウイスキーアワードでも最高金賞を受賞している。
テイスティングノート
香り
圧倒的なピートスモークにフレンチオーク由来のスパイス(ブラックペッパー・クローブ)が重なる力強いアロマ。タール・ヨード・ダークフルーツが複雑に絡み合う。
味わい
ABV57%の圧倒的な力強さ。スモーク・スパイス・ビターチョコレートが口中を支配し、加水するとトロピカルフルーツと甘みが現れる。
余韻
非常に長く多層的な余韻。フレンチオークのスパイス・スモーク・甘みが長時間交互に現れる。コリーヴレッカンの渦潮を思わせる圧倒的フィニッシュ。
酒
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