ザ・バルヴェニー17年 ダブルウッドは、1993年に革命をもたらしたダブルウッド12年と同じ製法——バーボン樽熟成後にシェリー樽フィニッシュ——を17年の長熟に応用した、よりリッチで複雑なプレミアムエクスプレッションである。
マスターブレンダーのデービッド・スチュワートは17年という熟成年数について、「バーボン樽でじっくりと育まれたバニラと蜂蜜の複雑さが最高潮に達した後、シェリー樽がそれをさらに豊かに完成させる理想的な年数」と語っている。12年よりもウッドの影響が深く、果実感も熟成した濃密さを増す。
ダブルウッドシリーズの17年は限定生産的な性格を持つため、入手がやや難しく愛好家に特別な存在として認識されている。パッケージは12年と同じ手書き風のラベルデザインを踏襲し、職人的なバルヴェニーのブランドイメージを維持している。
バルヴェニーのラインナップにおいて17年はミドルからプレミアムレンジの橋渡しをする位置付けで、12年・14年のエントリーと21年のプレステージクラスの間に立つ。日本市場では贈答品として人気が高く、2万円前後の価格帯で安定した需要がある。
Whisky Advocate誌は93〜94点を付け、Jim MurrayもWhisky Bibleで93点を記録している。ワールドウイスキーアワードやISCで複数のゴールドを獲得しており、スペイサイドの17年エクスプレッションとしてトップクラスの評価を維持している。
テイスティングノート
香り
豊かなシェリーとオークの香りにバニラ・蜂蜜・ドライフルーツが重なる。ナツメグとシナモンのスパイスがアクセントを添える熟成感あふれるアロマ。
味わい
リッチでシルキーな口当たり。シェリーの甘みとバニラ・ドライアプリコット・ダークチョコレートが複雑に展開する。
余韻
長く豊かな余韻でシェリーとスパイスが交互に現れる。ドライフルーツの甘みがゆっくりと消えていく心地よいフィニッシュ。
酒
💬0