ザ・マッカラン ダブルカスク12年は、アメリカンオークのシェリー樽とヨーロピアンオークのシェリー樽を組み合わせる「ダブルカスク」製法を採用した、シェリーオークシリーズよりも軽やかでアクセスしやすいエクスプレッションである。2018年のパッケージリニューアルに合わせてマッカランのラインナップに新たに加わった。
ダブルカスクの開発コンセプトは、ヨーロピアンオーク樽の重厚なシェリー感だけでなく、アメリカンオーク由来のバニラと甘みを加えることでより幅広い消費者に親しみやすいプロファイルを実現することだった。マスターウイスキーメーカーのサラ・ヘッジスが現在その品質を監督している。
ダブルカスクという名称はそのまま二種類のオーク樽を示す。アメリカンオーク(軽やかさ・バニラ)とヨーロピアンオーク(重厚さ・ドライフルーツ)の特性を活かした手法は、マッカランがバーボン樽成分を積極的に取り入れる方向へのシフトとも読める。
マッカランのラインナップにおいてダブルカスク12年は、シェリーオーク12年と並ぶエントリーポイントを担う。シェリーオーク12年よりも軽くてフルーティなため、ウイスキー入門者や幅広い食事シーンへの対応を意識した設計となっている。
Toronto Whisky Society のブラインドテイスティングではコミュニティ平均8.48点(10点満点)を獲得。Whisky Advocate誌は90〜91点を付けており、「シェリーオーク12年の重厚さが苦手な人への完璧な入口」と高く評価している。プレミアムなパッケージ変更も相まって、ギフト需要で安定した人気を誇る。
テイスティングノート
香り
爽やかな柑橘とリンゴの香りにアメリカンオーク由来のバニラとキャラメルが重なる。シェリーのドライフルーツはほどよく抑えられている。
味わい
滑らかな口当たりにリンゴ・バニラ・はちみつが広がる。スパイスはマイルドで、シェリーの甘みが後半から顔を見せる。
余韻
心地よい中程度の長さの余韻。バニラと蜂蜜の甘みが残り、微かなシナモンスパイスで締めくくられる。
酒
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