ストラスミル15年は、スペイサイドのキースに位置するストラスミル蒸留所のシングルモルトウイスキーである。1891年に穀物製粉所を改装して蒸留所として生まれ変わったストラスミルは、ディアジオ傘下でJ&Bブレンデッドウイスキーの重要なキーモルトを供給している。蒸留所名に残る「ミル(製粉所)」の名がその歴史を物語っている。シングルモルトとしてのリリースは極めて限定的だ。
リフィルホグスヘッドでの15年熟成により、蒸留所本来のナッティでモルティなキャラクターがしっかりと発現している。ストラスミルの特徴はアーモンドやヘーゼルナッツのようなナッティさで、スペイサイドの中でも独特のフレーバープロファイルを持つ。46%のノンチルフィルターで瓶詰めされ、そのリッチなテクスチャーがそのまま楽しめる。フローラ&ファウナシリーズの12年と比べて3年長い熟成がもたらす深みと落ち着きが感じられ、蒸留所の実力をより深く理解できるボトルだ。
テイスティングノート
香り
アーモンドとヘーゼルナッツのナッティな香りがまず広がる。続いてバニラカスタード、蜂蜜、ほのかなオレンジピールのシトラスが漂い、奥にはモルティなグラノーラと微かなフローラルノートが感じられる。全体としてリッチで温かみのあるアロマだ。
味わい
ミディアムボディでクリーミーな口当たり。アーモンドバターとはちみつの甘みが舌を包み込み、中盤にはバタースコッチとオレンジマーマレードの風味が加わる。後半にかけてオークスパイスとほのかなジンジャーの温かさが現れ、ナッティなキャラクターが余韻まで一貫して続く。46%の度数がフレーバーの複雑さをしっかり支えている。
余韻
中〜長めの余韻。アーモンドとバニラの甘みが穏やかに持続し、最後にドライなオークとほのかなダークチョコレートの苦みが静かにフェードアウトする。ナッティで温かみのあるフィニッシュが特徴的だ。
酒
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