高清水 純米 からくちは、秋田県秋田市に本拠を置く秋田酒類製造が手がける辛口の純米酒である。秋田県産の酒造好適米「めんこいな」を100%使用し、奥羽山脈の伏流水で醸される本品は、キレのある辛口ながらも米の旨みがしっかりと感じられるバランスの取れた日本酒だ。「からくち」の名の通り、日本酒度+5以上の辛口設計で、食中酒として幅広い料理に合わせやすい。
秋田酒類製造は1944年に秋田市内の12の酒蔵が統合して設立された県内最大規模の酒蔵で、高清水ブランドは秋田を代表する日本酒として広く知られている。秋田の寒冷な気候と良質な米・水に恵まれた環境で、伝統的な秋田流の醸造技術を守りながらも、現代の嗜好に合わせた酒造りを行っている。本品は日常的に楽しめる手頃な価格帯ながらも、純米酒ならではの米の旨みと辛口のキレを両立させた、まさに毎日の食卓に寄り添える日本酒である。冷酒から燗酒まで幅広い温度帯で楽しめるのも魅力だ。
テイスティングノート
香り
控えめながらも清らかな米の甘い香りが広がる。続いてほのかな青りんご、白い花、微かなヨーグルトの乳酸系の爽やかな香りが漂う。全体として落ち着いた穏やかなアロマで、食事の邪魔をしない設計だ。
味わい
すっきりとした口当たりから、米の旨みとほのかな甘みが舌の上に広がる。中盤にシャープな酸味が切り込み、日本酒度+5の辛口設計通りのキレの良さを見せる。後半にかけて穏やかなミネラル感と微かな苦みが加わり、全体として端正でバランスの良い味わいだ。冷酒ではシャープに、ぬる燗では旨みが膨らむ温度による変化も楽しい。
余韻
短〜中程度の余韻。米のふくよかな旨みがほのかに残り、最後にドライな酸味と微かなミネラルがすっきりと後味を締める。キレの良い余韻が食中酒としての適性を如実に示している。
酒
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