グレンキース 25年は、スコットランド・スペイサイドのキースに位置するグレンキース蒸留所が生産するシングルモルトウイスキーです。1957年にシーバスブラザーズ社(現ペルノ・リカール)がシーバスリーガルの原酒確保のために設立したこの蒸留所は、スコットランドで初めてガス直火式の蒸留を採用したことでも知られています。
グレンキース蒸留所は1999年に一度閉鎖され、2013年にペルノ・リカール社の投資により再稼働しました。この25年物は、閉鎖前に蒸留された原酒が静かな倉庫の中で四半世紀を過ごした、時間の芸術とも言えるボトリングです。バーボンカスクでの長期熟成により、スペイサイドらしい軽やかさとフルーティさをベースに、複雑で深い層の風味が加わっています。
「シークレット・スペイサイド」と銘打たれたシリーズの21年や28年物とは異なり、この25年は数量限定の特別なボトリングです。25年という熟成期間は、樽の影響とスピリッツの個性が最も美しく調和するポイントの一つとされ、このグレンキースもその理論を裏付ける素晴らしい仕上がり。スペイサイドの隠れた実力派蒸留所の真価を知ることができる贅沢な一本です。
テイスティングノート
香り
バニラ、蜂蜜、バタースコッチの甘い香りに、トロピカルフルーツ(マンゴー、パッションフルーツ)の華やかなアクセント。25年の熟成がもたらすオークのスパイスとシナモン、わずかなレザーのニュアンス。非常に複雑で多層的な芳香。
味わい
シルキーで滑らかな口当たり。バニラとトロピカルフルーツの甘みが最初に広がり、続いて蜂蜜、アーモンド、バタースコッチの風味が重なる。中盤からオークのスパイスと繊細なタンニンが現れ、25年の熟成がもたらす深い複雑さを感じさせる。軽やかでありながら味わいの密度が高い。
余韻
非常に長くエレガントな余韻。バニラとトロピカルフルーツの甘みがゆっくりと消えていき、最後にはオークのスパイスとほのかなナッツの温かみが残る。25年間の時間の層が、余韻の中に凝縮されている。
酒
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